ご挨拶

はるな園の経過とコンセプト

吉備中央町は、面積:269 km²  人口:12,210 人 (2016年) 吉備中央町は平成16年に、旧賀陽町と加茂川町が合併し誕生した岡山県の中央部に位置するヘソッピ-の町です。町の南部は岡山県が主導し吉備高原都市と呼ばれ,はるな園はここから車で約20分程北に行ったところ海抜380mくらいの位置にあります。
吉備中央町は,2005年から農業振興策として、ブル-ベリ-を推進し現在約100戸、9ha、10,000本程栽培するまでになってきました。ハイブッシュ系は夏負けするため、サザンハイブッシュ、ラビットアイ系が中心となります。

 

はるな園では、 2006年から100本、2007年120本、2008年200本、2011年60、2015年60本、2020年60本ブルーベリーを約600本程 自生地を再現するため露地栽培しています。自然に囲まれた開放感のある畑で、開園期間は6月下旬から9月上旬ですが、年により変更があります。


注意事項:自然の中の畑ですので、日中は暑いので熱中対策(帽子、日笠、水筒など)また長袖シャツなどの着用をおお奨めします。梅雨頃は蚊対策など、また雨上がりはぬかるんだりしますので、長靴などを準備願います。

 

畑でいろいろの生き物に出会うことがあります(みの虫、毛虫、蛙、蛇、蜂類、カミキリムシ、カラス、すずめ、小鳥、トンボ、蝶、蚊、など)気をつけて、そのぶん、豊富な自然を楽しんでいって下さればと思っております。

お願い:農家ですので、施設・接待等に不便もあるかと思いますが、どうぞご了承願います.


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2006年から始めたブル-ベリ-栽培 ハイブッシュ系にピ-トモスを入れて植え付けした苗木は3年、4年目位から、急激に約200本程枯死して しまいました。

 

2016年3月からピ-トモスをほとんど使用しない植え付けと、木材腐朽菌を使用した炭素循環栽培で菌根ブル-ベリ-作り

に変えていきます。

2018年、木材腐朽菌の効果で、強剪定したハイブッシュから、サッカ-とシュ-トが出て実がついてきました。

 

4月17日に山形で関西、中国、九州、四国地方の認定代理店をいただきました。

最上オーキッド 宇井先生より(特許栽培)

宇井先生より
甘ーい・・・あまーい ブルーベリーを作るには    
      オーロラブルーベリー(商標登録済)を生産するには
      光合成の澱粉のみでは作れない!
                   「夏負け」が原因である。(特にハイブッシュ系)
      夏負けに負けないブルーベリーにするにはどうするか。
                    (肥料、液肥、その他の資材等では解決できない)
1)ブルーベリーの根を自生地と同じ「菌根」にすること。

菌根にすることで「耐暑性」「耐寒性」が増し、永年にわたって元気な樹を持続させることが出来る。


2)ミツバチ、ハナバチ、ハナアブがブンブン飛ぶブルーベリー園にすること。ブルーベリーは他家受粉。

ブルーベリーの花は虫媒花。オ-ロラブル-ベリ-の栽培 花に訪れるミツバチ、ハナバチ、ハナアブが少なければ、

安定した収穫は出来ない。今年はハナバチとハナアブも元気に飛び回っているが、残念ながらミツバチを見つけられません。

菌根イソギクを毎年植えて、 土着の蜂が喜ぶ桃源郷を作らなくてはならないと思っています。


菌根イソギクを植えれば・・・元気に冬を越すことが出来る!・・・12月下旬まで・・・蜜、花粉がある。 
このことが、ブルーベリーの安定した収量につながり、多くのお客さんに喜んでいただける観光果樹園になるとのこと!!

詳しくは、最上オーキッド 宇井先生の論文をお読み願います!!


ブルーベリーの経営は、もちろん栽培技術が大切で、これは「木材腐朽菌による「炭素循環ブルーベリー栽培法」
を行なえば、素晴らしい元気な樹を育成出来るけれども、これと同時に、ミツバチなどの昆虫がいなければ、
多くの果実を得ることはできない。基本に立ち返り、ブル-ベリ-の自生地を再現 オ-ロラブル-ベリ-の栽培に

取り組んでいきます!!

 

木材腐朽菌とは!(好気性 きのこの菌糸 )

褐色腐朽菌(針葉樹を好んで腐朽し、セルロ-ス、ヘミセルロースを分解する。)
オオウズラタケ、ナミダタケ、イドダケ、イチョウタケ、チョウークアナタケ、キカイダラタケなど
白色腐朽菌(広葉樹を好んで腐朽し、セルロ-ス、ヘミセルロース、リグニンを分解する。)
カワラタケ、カイガラタケ、スエロヒロタケ、ヒイロタケ、ホシダケなど

木材腐朽菌が生育しやすい条件
1)水分(大気中の湿度85%、木材の含水率25%以上)
2)栄養(木材はセルロ-ス、ヘミセルロース、リグニンで構成され、木材腐朽菌分泌する酵素で糖に分解され栄養源になる。)
2)空気(酸素が必要不可欠)
3)温度(生育できる温度は0℃~50℃)特に15℃~35℃が最適

※ 住宅環境下では真逆で、シロアリと、木材腐朽菌、カビが大敵となるから要注意となる!!

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はるな1号園(約100本)2006年植え付け


有機、無農薬、あま~い ブル-ベリ-生産へのこだわり

岡山県のほぼ中心に位置する吉備中央町は海抜300mから400mくらいで、朝は霧が発生する 寒暖差があるところで、ピオーネやブルーべりーが美味しく出来る産地となっています。

 

2006年からブルーベリーの作付を始め有機質肥料(油粕)ペレポスト(木材腐朽菌)で、農薬未使用で栽培し、お子様から大人まで安心して食べていただくよう自生地を再現するため露地にて栽培し今日に至っています。

ブルーベリーは病気は少ないのですが、やはり虫がつきます。虫は手作業で駆除しています。 また、虫の天敵である蜂や蜘蛛も利用しています。

そのため、農園内には時々蜂がいたり、蜘蛛の巣があったりします。 蜘蛛は非常に消毒に弱いので、蜘蛛の巣があるのは無農薬で栽培している証拠と言えます。

草刈りには大変苦労し、毎週草刈り機で管理しています。苦労は多いのですが、園主自身も好きなブルーベリー、自分自身も安心してたくさん食べられるように、安全には心がけています。

 

※アットホームな農家の摘み取り園で、畑に地植えしています。はるな1、3号園が14時以降が山で遮られ、日陰ができて涼しくなり快適です。また有機質肥料(油粕)で、農薬未使用で栽培していますので小さなお子様から安心して食べられます。

 

はるな2号園(約120本)ハイブッシュ系でよく枯死しますので、ラビットアイ系、接木苗に植え替え中です。


はるな3号園(300本)。ハイブッシュ、サザンハイブッシュ、ラビットアイ系